障害者になって思った幾つかのこと

脳幹出血で倒れてから11年、障害者になって思った幾つかのことを忘れないうちに記録しておこうと思いブログを始めてみました。 一応社会復帰は果たせたので実際に社会に出て思った幾つかのこと、趣味のギターをしつこくも続けているのでそれにまつわる幾つかのこと、いろんな事を思いつくままに記録して行こうと思ってます。

2017年09月

 白状しよう、わたしは痔だ。
 イボが二つあってその上切れている。
 排泄の際は非常に気を使う。
 便秘なんかしてたら最悪だ...
 便秘→怖くていきめない→さらなる便秘→さらなる恐怖...
 酷い時は座ってるのも痛い...そこで専用の座布団を購入した。
 IMG_3162-2右側が前である。なぜ前もくり抜いてあるかというと、前立腺炎の患者にもお使いいただけます。と言う事らしい。
 座布団の値段としては非常に高価ではあったが思い切って購入した。
 結果的には大変気に入った...自宅用にもう一つ購入してしまうくらい気に入った。
 一番大きいXLを選んだのだがそれも良かったのだろう。正直椅子から少しはみ出すくらい大きいのであるが座ってみると全然気にならない。
 お尻に沿うような座面のカーブが絶妙にフィットして長時間座っていても全然苦にならない。
 資料を見ると”第三世代ヘルスケア座布団 低反発 腰痛対策 骨盤サポート 姿勢矯正 健康クッション”と書いてある。痔専用という訳だもなさそうだな...わたしはなぜこいつに目をつけたのだろう?
 まぁ気に入っているから良しとしよう。
 それよりも痔をなんとかしたいな...

 聞くところによると痔は生活習慣病だそうで、完治を目指すなら生活習慣を見直してスムーズな排泄をする事が大切だそうだ。
 いったいわたしは幾つの生活習慣病と戦っているのだろう。ここまでくると自分でもよくわからない。
 生活習慣の見直し...
わたしが最も苦手とするところだ。

   


 7月下旬、ついにその日がやってきた。
 館内全域を杖歩行で、しかも見守りなしで移動できる許可が下りたのである。
 トイレも立って用を足す許可が下りた。これからはリハビリ室に行くのも一人だ...
 今まではその日の担当看護師に見守りをお願いしなければ歩行訓練も立ち座りの練習もできなかったのである...自由に動ける時間が一気に増えた。


 独りの歩行訓練...あれだけ希望していたのにもかかわらずなんか寂しくて困った...話し相手はいた方が良かったかもしれない。なんなんだ俺は?

 ちょうどその頃会社の支所長が見舞いに来られて色々お話しさせていただいた。
 「復帰の時期は今の時点ではなんとも言えない。いきなり仕事ができるとも思えないし期待もしていないから徐々に慣れていって欲しい。ただ8時間会社にいるだけの体力はつけておくように。」
というようなことを言われた。

 その日からある決め事をした。
1. 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、それぞれについて行うリハビリの時間以外は基本的に自主トレをする。

2. 会社と同じように休憩は10時と15時に10分ずつと昼休みが1時間とする。

3. 17時を過ぎるまで決して横にならない。
 
 以上3点(別にどうってことはないのだが当時のわたしには十分すぎるほどハードだった)を自分に課した。

 どういう訳かこれがほぼ完璧に実行できたのである。当時の自分は実に前向きだった...深く反省もしていた。

 当然であろう。脳内出血で倒れ「明日の午前十時までもつかどうか?」と言われ、奇跡的に助かったものの「一生寝たきりです。」と宣告されたのはホンの数か月前なのだから...

 さすがのわたしもこれぐらいひどい目に合えば反省するのだ。



 

 ところでなんでこんな歳になって突然ブログを始めようと思ったんだろう...ちなみに今53歳だ。一昔前ならあと2年で定年退職である。
 今年のお盆前部屋を片付けていたら、リハビリ病棟に入院していた時にリハビリの一環として書かされていた日記が出てきた。
 懐かしくて読んでいたらなんとなくではあるが、なんらかの形で残してしまおうかな?と思いついた。

 iPhoneのアプリに瞬間日記というやつがある。文字入力の他に音声メモと写真が記録できるという優れもので、こいつを使って何か出来ないかと思った。
 具体的にいうと当時の日記を文字で入力しそれに対するコメントを今の自分が音声で残すことを考えていた。
 当時といまの自分が同時に回想できるような形で残せればいいな、と思ったわけだ。
 しかし瞬間日記は過去に何度も挫折してきた。気軽に始めれる分気軽に挫折できる。
 今回もきっと挫折するに違いない...私は知っている。私ほどあてにならない奴はいないことを...

 いろいろ考えた挙句ブログでもやってみよう、と思い立った。親しい友人にURLを教えて更新をサボったらツッコミを入れてもらおうという他力本願な作戦である。

 で、始めてみたのだが当時の日記には結構公にできないようなことが書かれていて(書いたとしても面白くもなんともない)けっこう苦労しながら書いている。
 それにしても、今回初めてブログを書いているのだがwebの知識のない自分にとってははっきり言ってわからない事だらけだ。
 写真はどうやって貼り付けるの?HTMLってなんなのさ?タグ?PV?UU?もういい加減にして!とか思いながら、googleで検索しまくってなんとかやっている。

 こういう事をサラッとこなす今時の若い者をマジ尊敬してしまう。

 「いまの若いもんは根性がないからダメだよ。俺らの若い頃は先輩に食らいついて必死で仕事を覚えたもんだよ。」などとおっしゃってる今時のおっさんは多い(年齢で言えばわたしも完全なおっさんだけれども)。
 しかし事IT関係の事になると「わしらアナログ世代の人間にはわからん。若いもんに任せるよ。」完璧に丸投げなのは何なんだろう?

 駐車場の身障者用スペースに平気で駐車してるのも若いもんよりおっさんやおばさんが多いように思う。そこしか空いてないのなら仕方ないと思うが周りがガラガラなのに身障者用スペースに駐車してるのはどうかと思う。酷いときは身障者用スペースにとめて車内で弁当食ってたりする。

 例えばスーパーのレジの割り込み、例えばカートでレジの順番キープしといて商品探しに行く、例えば場所を選ばず大声での携帯電話...「マナーがなってないな。」と思うのは大抵おっさん、おばさん。

 今時の若いもんを否定する今時のおっさん...あんたらそんなにちゃんとしてるの? 
             (あくまでも個人の感想です。)

 さて話を元に戻そう...といっても結構話が飛んだから元がどこだったかよく分からない、完全に迷子だ。
 とりあえず体重の話に戻ろう。困った時のデブ話だ。
 運動許可が下りて売店に一人で行き来するようになって体重が一気に増えたところまでは書いたような気がする。その続きを...

 とにかく間食をやめた。看護師には「もし間食しているのを見つけたら容赦なく没収してくれ。」とお願いした(見て見ぬ振りをしてしてくれる優しい看護師も中にはいたのだ)。

 が、体重っていうのは増えるのは早いが減るのは遅い。
 しかも、カロリー制限だけではなく適度な運動もしていかないと良くないらしい。

 分かりやすく言うとこうだ。カロリー制限だけで減量した場合は脂肪と一緒に筋肉も落ちていく。で、リバウンドした場合は脂肪だけが増えて行く...結果元に戻った時体重はそのままで体脂肪率だけが増える。元の状態より締まりのないぶよぶよBody が出来上がる。

 これを繰り返していくと...今の私のような情けない事になってしまう。体重だけならいいが...でぶは万病のもとなのだ。

 そういうわけで間食を減らすだけじゃなく自主トレにも力を入れた。立ち座りの練習100回3セットに加えて見守りをつけての歩行訓練(杖必須)を今まで以上に行った。
 86kgまでは割とすぐに落ちたのだがしばらく横ばいが続いた。その頃には変な欲が出ていたためもっともっと頑張ろうという気になっていた。

 早く見守りなしで歩行訓練をしたい。早く館内だけじゃなく表を歩きたい。もっともっと痩せてやる!二度と脳卒中なんかになるもんか!

 私の人生において実に稀なことだが「前向きな気持ち」になっていたのである。
 
  

 この記事を書いている現在38.6℃の熱がある。
 更新をサボろうかとも思ったが何を血迷ったかPCに向かっている。
 今日は現在の状態や思っていることを中心にダラダラと記してみたい。

 とりあえず社会復帰は果たした。自動車の運転も自分でできるようになった。ただし仕事は障害者雇用という形態で年収は大きく下がった。
 ぼくが住んでいるのが田舎だからかどうかは解らないがどうも障害者理解に関して大きく遅れている、という印象が強い。
 ここら辺のことに関してはおいおい書いていこうかと思う。

 で、現在も右半身に軽い麻痺が残り食事や書字など大方のことは利き手交換をして左手で行うようになっている。
 ギターに関しても出来る範囲で(DAWなどのテクノロジーに頼りっきりだが)作品を残していけたらな、などと思っている。

 ひとつ面白いと言うか不便なことがあって(不便な事は他にも色々あるのだが)、体温調節機能がおかしなことになっていて左半身が殆ど汗をかかない...麻痺側は右側なのだがこれに関しては左側が正常に機能していない。人体って不思議だ...
 その結果どうなるのかといえば、汗をかかないので体から熱を奪い去ることができない。故に熱が体内にこもってしまい常時37.5
℃程度の体温がある。

 快適に思うエアコンの温度設定が周りの方々と異なる(人に合わせると暑くて)ので足元にサーキュレーターを設置し常時回している。
 困ったことに冬になると逆に寒くて困るのでセラミックファンヒーターを置いている。

 大した事では無いのだがたまにめんどうくさく感じる。
 C-PAPとかもそうだな。
 言い出すときりが無いからこのくらいにしておこう...

 なんか...史上最強に意味の無い記事になってしまってすまぬ。

 
 

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