障害者になって思った幾つかのこと

脳幹出血で倒れてから11年、障害者になって思った幾つかのことを忘れないうちに記録しておこうと思いブログを始めてみました。 一応社会復帰は果たせたので実際に社会に出て思った幾つかのこと、趣味のギターをしつこくも続けているのでそれにまつわる幾つかのこと、いろんな事を思いつくままに記録して行こうと思ってます。

2017年10月

2006年に話を戻そう。
自動車に乗れるようになったのは大変に大きな出来事ではあったが、イザ乗れるようになると当たり前のように歩かなくなり、当たり前のようにリバウンドしていった。
とは言ってもまだ退院して間もない時期だけに多少は気を付けていたのでそんなに激しいリバウンドをしている、と言う訳では無かった。
ジムに毎日老健には週2のペースで通っていた。そこで脚力を鍛える運動、体幹を鍛える運動、有酸素運動などをしていた。
通うのにクルマを使うようになった分歩く距離は確実に短くなっていたが。

それに対してクルマに乗る距離はかなりの勢いで伸びていった。
気が付けば隣の県にまで足を伸ばすようになっていた。
あれ?俺一生寝たきり宣言されなかったっけ?この件に関して面白い話を聞いた。
医師が「歩けるようになりますよ。」とか言ってしまって歩けるようにならなかった場合、時として患者とその家族から猛抗議を受けることがあり、酷いときには裁判沙汰にまで発展してしまう場合があるという。
だからこう言う場合、最悪の事態を想定して答える、と言うのだ。
なるほど、わたしも最悪の場合寝たきりになっていたわけだ…おー怖い!
そう考えるとリハビリ病棟の先生はうまいこと言ってたな。どのくらいの回復が見込めるか質問すると必ず「自分次第です。」と答えていた。
これに関してはわたしも
同じ意見だ。
自分で
勝手に思い込む、それが勘違いであってもいい。回復すると思い込むのだ。とにかく思い込む...信じる、と言い換えてもいい、おや?その方がかっこいいな...
頭の病気だ、
頭の中で考えてる事に左右されるに違い無い!
その証拠に
ダメだと思ったらそこまでだ。進歩が停止する。下手をすると後退する。
思い込んでる
限りそれ以上悪くなる事は無い。だから自分次第なのか?
とりあえず

信じて信じて信じまくれ!...........勘違い吠えてみた...かっこ悪...
 

 ギターについて少々話そうかな。
 大した進展が見られないものの
続けてはいた。
 退院後マンションに引っ越した時友人に頼んで
真っ先にギターを持ち込んだ。
 「そんなのは
で良い。まず社会復帰して、周囲にみとめてもらうのがだろう。」なんて事を結構言われた記憶がある..。
 まったく...
大人はわかってくれない...そういうわたしも良いおっさんなのだが。
 とにかくやろう。まず、
右手が動かない分左手を強化しよう!という極めて単純な作戦を思いついた。ハンマリングオン、プリングオフの強化である。
 初心者向けの教則本を買ってきて
左手強化フレーズのページばかり練習した。倒れて以来こんなに練習したのは初めてだった。
 しかしさすがは
脳幹出血経験者5分も集中していられないのだ。集中していると頭部が膨満感を感じだし破裂しそうな感覚を覚えてギターどころでは無くなってくる。これは徐々に慣れて集中していられる時間を伸ばしていくしかなかった。
 一つ解ったのは
リラックスできていると長時間演奏していられるという事。集中を要するプラクティスの時間は体調と相談しつつ適当なところで切り上げておいて適当に出来るプレイの時間を増やしていけばギターに触れている時間を伸ばす事ができる。
 それでも昔のように
数時間も弾いていられる訳ではなかったので徐々にやっていくしかなかった。

 少しでも
をするためにアレやコレや考えた...当時何が苦手だったかというと弦交換だった。ロック式トレモロユニットなんか搭載してた日にゃ弦交換だけで数時間かかった。IMG_3232
IMG_3228 そこですべてのギターのブリッジを
2点支持のシンクロナイズドトレモロユニットに交換した。
 上は
ウィルキンソンVS-100N。
下はフェンダー アメリカン ストラトキャスター トレモロ
 ロック式より弦交換は断然簡単である。
 余程激しい事をしない限りそうは狂わない。トレモロユニットはこのタイプで決まりだ。
 個人的には安定感はウィルキンソンアーミングのスムーズさはフェンダーに軍配があがるような気がしている。要はどっちでも良いのだが...


 アームに触れたならペグにも触れておこう。IMG_3219ペグもロック式を使っている。というかロック式に全部変えてしまった。ギブソンというメーカーのヒストリックコレクションという高級ギターのペグも交換したらギターマニアの友人にえらく怒られた事がある。(黙れ!ギターなんて弾いてなんぼじゃ。弦交換もできないギターなんぞに用は無いっ!)
  
 
そして思いついたのが
弦交換の機会を減らす事、すなわちロングライフ弦の導入である。使っているのはコレ。
IMG_3225  
エリクサーのコーティング弦(有名ですね)。現に特殊なコーティングがしてあって錆びにくいと言うが、本当に錆びないんだこれが。ちょっと驚いたもの。
 コーティング弦に関しては
賛否両論、長持ちを絶賛する声がある一方で、コーティングしてある分弦本来の音がしない、とかコーティングしてある分アースが弱くノイズが乗りやすい、とか否定する意見もある。
 わたし的には全然
気にならない。なにしろ糞耳のド素人である。頭の中では常にセミが3匹鳴いている。弦交換の回数が減るというだけでそれはもうなのだ。

 こうして
自分自身がリハビリを頑張る事よりも機材を自分向けに変えていく事に力を入れいかに楽して前進するかをテーマにした他力本願とも言える復活ロードが始まったのである。 

 退院して一夜が明けた。予想通り入院前と大して変わらない食事飲酒にしても医者に言われた2週間を過ぎれば元どおりになるはずだ。
 入院した日(25日)朝起きて体重を測っておいた。
113.1kg...えっ!2006年リハビリ病棟を退院した時は80kgジャストだったはず。随分とリバウンドしたものである。
 脳幹出血に倒れるずっと前
自主制作したCDのタイトルが「リバウンド」だった。←どうでも良い情報...
 それ以前もそれ以降も
痩せてはリバウンドを繰り返している。最初は笑い話にしていたが、歳をとり「生活習慣病が服を着て歩いている」状態になるとリバウンドするのも命がけだ←しなきゃいいだけなのに...
 話を戻そう退院して帰宅してシャワーを浴びて身を清めてから体重計に乗った........
108.7kg!!!なんと4.4kgも減っているではないか!これから2週間禁酒して胃腸に優しい食生活を心がけたらもう少し痩せるだろう。
 そう考えると
内視鏡検査って究極のダイエットじゃないのか?何て思ったりしたがあまり現実的ではない。しかもこういう冗談言ってると誰かに怒られそうだし。
 そこで現在わたしがやっているダイエットを紹介しようと思う。今のわたしの体重(108.7kg)から予想がつく通り間違っても究極のダイエットなんて言えないのだけれど。
 しかし地味に、少しづつ
上下しながらも確実にグラフは右肩下がりになっていくのです。医者に勧められた方法なので危険でもないはず。
 これが実際の
グラフであります。2014年に一気に凹んでるのは体壊してたから、実際にダイエット始めたのは2016年10月なのでそこを見ていただけたら幸いです。
IMG_3212-3
 具体的な数字でいうと医者に言われたのが
2016年10月18日で、その時の体重が118.3kg。今回の検査前(2017年10月25日)113.1kg約1年で5.2kg...内視鏡検査のように3日で4.4kgなんていう派手さはないけど着実に減ってる。
 自分的にもおすすめの方法である。簡単なので誰にでも出来ると思う。ただし、
110kgを超える人間の年間5.2kg減と60〜70kgの方の5.2kgは全然違う事だけは覚えておいて欲しい。
 70kgは110kgの
0.63倍だから5.2✖️0.63=3.276...単純に計算すると70kgの人で年間3.3kg前後づつ地味に痩せよう、くらいのダイエット方である。
 その方法は簡単である。
1日に水を2リットル飲む!これだけである。わたしはそれ以外何もやっていない。ただ水腹が膨れてビールの量が多少なりとも減った、という事は脂っこいつまみの量も減った、食事の量も多少は減った。ただ減らそうという努力は一切していない、水2リットルてのは結構な量なのだ。
 さんざんひっぱってこんな
オチかいっ!と思ったアナタごめんなさい。でも簡単なだけに挫折しにくいと思う。
 体重てのは落ちる時は
筋肉も脂肪も落ちていく。が、リバウンドする時は脂肪だけが増えて行く。同じ100キロでも減量前の100キロリバウンド後の100キロでは後者の方が明らかに体脂肪量が多く不健康だ。リバウンドするくらいならダイエットしないほうが(増え続けるのも問題だけど)良い、という人もいるくらいなのだ。
 そう考えると水飲むだけってのは挫折しにくい分リバウンドする可能性も低い。こんな俺でも続くかもしれないダイエット方法なのだ。

1日に2リットルというのはわたしの体重に合わせた量だと思う、というかそうに違いない。健康状態によっては水分制限が必要な場合もあるし、水飲む量にも個人差があるだろうし、この方法始める前にお医者様に相談する事を推奨します、というか相談してね。 

 本日退院だ…なんだかんだであっという間だった。何よりインパクトは絶大だったからな〜だいぶ入院慣れしてるってのもあっただろうし。
 しかし、絶食と検査はキツかった。いつものことだが過ぎてしまえば何でも無いのだけれど。
 ポリープ切除手術をしたら二週間はアルコール禁止だと聞いた。過ぎてしまったあとも何でも無くないじゃないの…
 「結構大きいポリープだったのでまた出来ないとも限らないので毎年検査したほうが良い。」という主治医の言葉…毎年?毎年こんな事しなきゃならないのか?
 こうなったら毎年誕生日内視鏡検査の日にしてやろうか、などとバカなことを考えてしまった。バカなわたしのことだから実行してしまうかもしれない。

 さてここからは
帰宅して書いている。何事もなかったかのようにパソコンに向かっている。
 これから入院前と
何も変わらない汚い部屋で、入院前と何も変わらない日常が...あ!当分アルコールは禁止みたいだから生活はかなり変わるかもしれないな。
 二泊三日の短期入院ではあったが
インパクトは絶大だったな。何より実際検査を行った主治医が若くて可愛い女の子だったのは大きい。
 彼女検査してくれるんだったら毎年検査しても良いなと思うのだ。←あほである...


 

昨夜の続きである。
 ブログを書き終わってしばらくすると看護師が下剤を持ってやって来た。
 検査の説明資料を見ると "マグコロールPを水200mlに溶いて" とあるのだがそのへんの作業は看護師がすべてしてくれたのでわたしは何も考えずにただ飲めば良かった。
 初めてのマグコロール…まずい❗バリウムに塩で味付けしたような感じ。しかも喉に来るぐらいに塩分が強く感じられてむせそうである。
 「明日の朝はかなり下痢をすると思います。」とか言い残して看護師は去って行った。
 するとどうでしょう!薬の効き目は相当なモノで日付が変わるのを待つまでもなく出るモノはすべて出て行った(多分)。
 明日の朝じゃなかったんかーい!とツッコミを入れたくてしょうがなかったけれどおかげで便意におびえることもなくぐっすり眠れたのでヨシとしよう。

検査当日
 朝、看護師が下剤を持ってきた。モビプレップと言う初めての薬…というよりはドリンク剤のようだ。1500ccて多くないか?+水500ccて、2リットルだぜ!これを 1時間かけて飲むんだとさ…
 



  エライ目にあってしまった…次から次へ「俺も俺も!」って我先に出ようとするモンだからトイレから出れなくなって…こんなのは初めてである。
 今頃になってようやく落ち着いて来た。落ち着いたら急に腹が減ってるのを思い出して思い出したら急にイライラ して来て、気をそらすためにブログを書いてたりなんかする訳だ。

 どうにかこうにか前処理は終わった。
 万が一間に合わなかった時のために病院が用意してくれたポータブルトイレも使わずに済んだ。
 ポータブルトイレで用を足すとウォシュレットが無いのでそのために自分で用意した携帯ウォシュレットも使わなかった。



















 コレのどこがウォシュレット?と思った方もいるかと思い...
 


















 使うときはこう言う姿で…。
 あとは検査を待つのみとなった。













いざ内視鏡検査
 18時30分の予定だとばかり思っていたら昼過ぎには看護師が迎えに来た。急いで手術着 に着替え、急いで点滴の準備をした。
 皆さんの予想通りわたしにサイズが合う手術着などあるはずも無く、かといって私服が許されるわけでもなくぱっつんぱっつんの手術着を着ることになった。
 大丈夫なのか?と思っていたら車イスに腰掛けた途端にケツが破れてしまった。あぁ、思った通りだ!
 検査には支障が無いから行ってしまえ、と言う訳で検査室に入った。
 ベッドに横たわり深呼吸…カメラは何事もなかったのようにするすると入ってきた。実は が結構痛かったりしたのだけど。
 ここからが大変であった。わたしの大腸は比較的伸縮性に優れているうえにひだが多くカメラが引っかかりやすいのだそうで主治医 がかなり苦労されていた。
 主治医だけではなく看護師も腸の内部がカメラに写りやすいよう腹部のアチコチを押さえたりしていた。
 かなり力のいる作業だったらしく、最終的には男性の検査技師も押さえるのに加わっていた。
 それだけではなくわたし自身も仰向けになったり右を向いたり、左を向いたり結構協力したような気がする。コレが普通なのかも知れないが…
 空気を注入しながら外からは圧力をかけるモノだから相当しんどかった…誰だ! 前処理が終わったら後は楽勝とか行ってた奴は。
 結局ポリープを2つ切除して、作業は終わった。
 明日16時に退院する。
 最後にオチを期待してワクワク していたそこのあなた…大したオチも無くてすみませんでした。
 来年の誕生日こそもっと大きなオチをつけて見せます
 なんでやねん!

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