ギターについて少々話そうかな。
 大した進展が見られないものの
続けてはいた。
 退院後マンションに引っ越した時友人に頼んで
真っ先にギターを持ち込んだ。
 「そんなのは
で良い。まず社会復帰して、周囲にみとめてもらうのがだろう。」なんて事を結構言われた記憶がある..。
 まったく...
大人はわかってくれない...そういうわたしも良いおっさんなのだが。
 とにかくやろう。まず、
右手が動かない分左手を強化しよう!という極めて単純な作戦を思いついた。ハンマリングオン、プリングオフの強化である。
 初心者向けの教則本を買ってきて
左手強化フレーズのページばかり練習した。倒れて以来こんなに練習したのは初めてだった。
 しかしさすがは
脳幹出血経験者5分も集中していられないのだ。集中していると頭部が膨満感を感じだし破裂しそうな感覚を覚えてギターどころでは無くなってくる。これは徐々に慣れて集中していられる時間を伸ばしていくしかなかった。
 一つ解ったのは
リラックスできていると長時間演奏していられるという事。集中を要するプラクティスの時間は体調と相談しつつ適当なところで切り上げておいて適当に出来るプレイの時間を増やしていけばギターに触れている時間を伸ばす事ができる。
 それでも昔のように
数時間も弾いていられる訳ではなかったので徐々にやっていくしかなかった。

 少しでも
をするためにアレやコレや考えた...当時何が苦手だったかというと弦交換だった。ロック式トレモロユニットなんか搭載してた日にゃ弦交換だけで数時間かかった。IMG_3232
IMG_3228 そこですべてのギターのブリッジを
2点支持のシンクロナイズドトレモロユニットに交換した。
 上は
ウィルキンソンVS-100N。
下はフェンダー アメリカン ストラトキャスター トレモロ
 ロック式より弦交換は断然簡単である。
 余程激しい事をしない限りそうは狂わない。トレモロユニットはこのタイプで決まりだ。
 個人的には安定感はウィルキンソンアーミングのスムーズさはフェンダーに軍配があがるような気がしている。要はどっちでも良いのだが...


 アームに触れたならペグにも触れておこう。IMG_3219ペグもロック式を使っている。というかロック式に全部変えてしまった。ギブソンというメーカーのヒストリックコレクションという高級ギターのペグも交換したらギターマニアの友人にえらく怒られた事がある。(黙れ!ギターなんて弾いてなんぼじゃ。弦交換もできないギターなんぞに用は無いっ!)
  
 
そして思いついたのが
弦交換の機会を減らす事、すなわちロングライフ弦の導入である。使っているのはコレ。
IMG_3225  
エリクサーのコーティング弦(有名ですね)。現に特殊なコーティングがしてあって錆びにくいと言うが、本当に錆びないんだこれが。ちょっと驚いたもの。
 コーティング弦に関しては
賛否両論、長持ちを絶賛する声がある一方で、コーティングしてある分弦本来の音がしない、とかコーティングしてある分アースが弱くノイズが乗りやすい、とか否定する意見もある。
 わたし的には全然
気にならない。なにしろ糞耳のド素人である。頭の中では常にセミが3匹鳴いている。弦交換の回数が減るというだけでそれはもうなのだ。

 こうして
自分自身がリハビリを頑張る事よりも機材を自分向けに変えていく事に力を入れいかに楽して前進するかをテーマにした他力本願とも言える復活ロードが始まったのである。