さてC-PAPの効果の程はどうなのか?退院して装置を持ち帰ると早速セッティングをした。なんだか寝るのが待ち遠しい...こんな気持ちは久しぶりだ。早く就寝時間にならないかなと思った...待ち遠しければ早くに寝てしまえば良いだけなのに。
 昔からこうなのだ。寝ると時間がもったいないような気がしてつい夜更かしをしてしまう。朝は朝で寝る時間がもったいないような気がしてつい寝坊をしてしまう。典型的なダメ人間なのだな、わたしは。
 就寝時間が近づいてきたので寝ることにした。なんかワクワクしてきた...とにかくC-PAPを装着して布団に入った。
 ここで説明しておく。C-PAPという装置は鼻から空気を送り込み続けて半ば強引に気道を確保するためのものである。送り込む空気の強さは人それぞれの状態によって医師が決定して業者が機械の設定をするのであるが、いきなり設定した圧力で空気を送り込むと圧が強すぎて眠りにつくどころの騒ぎではない。
 だから最初はごく緩やかな圧力で始まり30分かけて設定した圧力に徐々に上げていく仕組みになっている。30分の間に寝なさい、ということなのだ。
 ところがわたしの場合もともと寝つきは良くないこともあって30分では絶対と言っていいほど寝れなかった。するとどうなるかというと送り込まれてくる空気が設定圧力に達するため寝てるどころではなくなるのだ。
 そこで、どうするかというと一旦機械の電源を切り最初から(圧力の緩やかな状態)からやり直すのだ。それを繰り返しているうちいつの間にか眠ってしまうパターンが殆どであった、最初の頃は。
 はっきり言ってこんな装置してない方が明らかに寝つきが良い。こんな装置してない方が長時間眠れるという事実。最初の頃はC-PAPしない方が良いんじゃねー、とか思っていた。しかし睡眠の質でいうとC-PAPを装着して寝た方に軍配があがるらしい。
 すぐには気がつかなかったのだがC-PAPを装着するようになってから一切居眠りをしなくなったのだ。これは驚きであった...酷い時には勤務時間の3分の2くらいは爆睡していたのに。当然車の運転中に眠くなることもなくなった...それ以降は田んぼに突っ込んだり、歩道に乗り上げて(人がいなくて良かった)その弾みで片輪走行したり、追突したり、と言う現象が起こらなくなった。
 少々疑問を感じていたこの装置ではあるが効果に気づいてからはいつも一緒である。もちろん旅行の時も...他の荷物はホテルまで送り貴重品とC-PAPを持ち歩くというスタイルが定着した。もう無くてはならない相棒である。
 空気圧で気道を確保するだけでなく睡眠の記録をデータ化してくれるのも嬉しい機能だ。例えば使用していた時間(これがあると夜更かししてたのが主治医にばれてしまうのだが)、低呼吸(呼吸が停止しそうになった)回数、無呼吸回数、マスクからの空気の漏れ、なんかをSDカードに記録できる。記録したSDカードを業者に送ればデータを各種グラフで見る事ができてしまうのだ。
 例えば、無呼吸低呼吸回数は1時間に平均して5回以内なら問題がないがそれ以上だと問題が出てくるので空気圧を強めるとか、マスクからの空気漏れが多い時はマスクを固定しているベルトをきつく締めるとか、使用時間が少ない時はもう少し睡眠時間をとりなさい、と叱られてしまうとか、データを見て調整しながら使う人に合わせていく事ができるのである。
 ちなみにわたしはスイッチを入れてから空気圧が設定圧力に達するまでの時間を30分から40分に設定し直してもらった。機械に慣れたせいもあるのだろうが今では40分以内に確実に眠れるようになった。

 今日診察日だったので先月分のデータを頂いて来たのだがマスクからの空気漏れが若干多いようだからベルトを少しきつくした。
 無呼吸低呼吸回数は1ヶ月の平均が1時間当たり2.2回と問題はなかったのだが二日ほど30回近い数値を記録している日があった。10月25日と26日だ...なんかあったっけ?
 そうだ!内視鏡検査で入院、絶食に苦しんだあの日じゃないか!絶食が原因なのか?検査が原因なのか?環境が変わったのが原因なのか?どれが原因かは解らない。ただ今日の診察で一つだけはっきりした事がある...
来年も内視鏡検査やるってよ〜