結局どっちなの?
 グラスネイルと釣り名人、結局どちらが良いのか?
 結論、コレはもう好きな方にして下さい…と言うのではあまりに不親切なので自分なりの使ってみた感想を…
 グラスネイルはハケで塗って硬化液をスプレーすると10秒くらいで硬化します。また何度でも重ね塗りが出来るので好きな厚さにするのが簡単です。ただし、消毒→角質除去→脱脂→ミクスチャー(爪に塗る液体)作成→ハケで塗る→スプレーで硬化→ヤスリで成型…ハッキリ言って面倒くさいです。
 対して釣り名人の方は爪にたらして爪楊枝や針金で伸ばして乾かせば終わりです。ただし乾くのにはそれなりの時間(10分くらい)を要します。
 使ってみた感じだと釣り名人はサラサラの液体なので厚塗りには向いていないように思いました。対してグラスネイルが接着剤にパウダーを混ぜたドロドロの液体なので厚塗りには向いているかと、しかも硬化させたうえからさらに重ね塗りも出来るので厚さに関しては自由自在なように思います。
 コーティングの厚さはトーンに大きく影響しており実際のピック同様にグラスネイルは厚いピックのようなトーン、釣り名人は薄いピックのようなトーンがします。この辺は完全に好みの問題だと思うのですが、わたし自身以前は厚いピックを使っていたということもありグラスネイルの方が好みであります。
 次にプレイアビリティに関してですが...はっきり言ってわかりません。何を無責任な、と思われるかもしれませんが右手が麻痺している以上細かい違いなどわからないのであります。許してくだされ。
ただどちらにしても引っかかりの無いようヤスリでていねいに研磨することが大切なポイントかなと思います。
 次にお値段ですが、これはもうぶっちぎりで釣り名人が安い。Amazonで1gの物が¥327です。対するグラスネイルはギタリスト用トライアルキットで¥4536、ギタリスト用グラスネイルキットに至っては¥15444です(同じくAmazon)。もう話になりません、コストで選ぶなら釣り名人に決まりでしょう。

 で、わたしはどうしているかと言うと両方使ってます。レコーディングやライヴなど勝負どころではグラスネイル、家でだらだらとプレイするときには釣り名人。
 本当ならグラスネイルで行きたいんだけどなにしろ高い、面倒くさい。だから普段は釣り名人...で、最近は勝負どころがほとんど無いので結果的に釣り名人ばかり使ってるのであります。
 だから判定するならドロー...つまんない判定でごめんなさい。

どの指に塗れば良いの
 どの指に塗れば良いのだろう?わたしは考えました。世のフィンガーピッカー達はどうしているんだろう?わたしは思い出しました。40年以上前、ロックに目覚める前のわたしはフォークギターを弾いていたことを。22才の別れ、なごり雪、精霊流し、などを弾きながら歌っていたことを。ああ黒歴史...
 フォークギター時代のことを思い出しまずは小指以外の4本にコーティングしてみました。だけれども今のギタースタイルは完全にエレキギターのそれです。しかも右手に麻痺が残っている状態でフィンガーピッキングなんて出来るはずもなく、だから4本の指にコーティングなんて時間とお金の無駄でしかありませんでした。
 しかも当時はまだ釣り名人の存在を知らなくてグラスネイルを使っていたのですから...結局コーティングするのは親指1本にしました。なぜ親指か?サムピックという存在があるのを考えたら普通は親指だろうと、それしか考えつかなかったのです。
 親指にコーティングして練習するのですが上手くいきません。コーティングした爪で弦を弾こうと思ったらどうしても右手のフォームがアルペジオ奏法のときのようになりすごく弾きづらいのです。第一開放弦のミュートができないのでノイズが酷く、ハイゲインサウンドでプレイすると何を弾いてるか本人以外には全くわかりません。
IMG_3284 結局爪にコーティングして指の腹で弾くという訳のわからない状態でしばらくの間やり過ごしていました。
 写真はわたしが普通にピックをつまんでいる写真ですが、このピックのような角度で爪が生えてこないかしら、なんてバカなことを真剣に願っておりました...本当にバカですな。
 そんなある日グラスネイルの存在をわたしに教えてくれた先輩の家に遊びに行きました。
 ギターを弾いている先輩の手元を見るとピックを持ってごく自然に弾いているように見えました。しかしよく見るとピックを持っていません。IMG_3288
 わたしは尋ねました「いまどの指で弾いてるの?」
「何言ってんの?こういう場合普通人差し指だろう。」とあっさり答えてくれました。
 目からウロコとはこのことです。上の写真と比べてみてください。ピックと人差し指の爪が同じような角度で出ています。
 今までサムピックの存在を意識するあまり親指で弾くことしか考えてなかったのですが、ちょっと視点を変えるとなんて簡単な...こんなことになぜ気がつかなかったのか?固定観念に縛られていたんですな。
 早速人差し指にコーティングを施し演奏してみました。非常にラクです。今までの苦労はなんだったんだろうってくらいスムーズに演奏できてびっくりしました。
 今まで一歩づつリハビリしてきたのですが今回の一歩は非常に大きな一歩となりました...ここからギターに関するリハビリは一気に加速してゆくのでした。先輩に感謝です。