白状します。わたしは開放弦のミュートが出来ません。
 と言ってみたところで開放弦のミュートって何?という人も多いと思われるので簡単に説明します。
 たとえば3弦7フレットの音(D)を出す場合1〜2弦は左手の余った指で触れて鳴らないようにします。4〜6弦は右手でブリッジミュートかけます。結果的に出したい音(この場合3弦の音)以外が鳴らないようにする訳です。
 もの凄くざっくり説明しましたがこのミュートと言うテクニック、実はもの凄く大切なテクニックでありまして、一部ではミュートの上手さがギターの上手さという人という人がいる位大切なテクニックなのです。
 個人的に思うのですがギターが上達していく過程において音を出す事より必要のない音を出さないこと(すなわちミュート)に意識を置いて練習した時期があったほうが良いのでは?と思うくらいに大事なテクニックだと思います。
 その大切なテクニックが出来ないわたしがどうしているのかと申しますと...道具に頼っております。
IMG_0146 こんなような道具であります。元々右手でタッピングする時にミュートができなくなるのをなんとかしようという事でマイケルアンジェロというギタリストが考案したパーツで...ミュートダンパーと言うらしい。
 こいつのおかげでなんとなく弾けてる風に見えるという、今となってはなくてはならない道具であります。
 ただ、弱点もあります。開放弦を絡めたプレイをしようと思ったら素早くミュートを外すテクニックが必要になること。フェルト部分を持ち上げるだけなのですが素早くやろうと思ったらそれなりに技が要ります。
 それに加えて、ナット寄りをミュートしているので余りにハイゲインサウンドだとミュートしきれない時がある事。などですが無いよりはあった方が全然良かったりします。
 ただ結構コストがかかるのとギターに取り付けると気軽には外せなかったりするのがどうも気になる所ではあります。
そこに現れたのがこいつ(フレットラップス)です。IMG_3213 
 これは巻きつけてベルクロで留めるだけ(1弦が切れてるじゃないか)。
 実に気軽であります。
 開放弦を使おうと思ったら ナットよりヘッド側に力づくでずらすという、あまりスマートではない手段に出なければいけない(この点に関してはミュートダンパーのほうがスマートだったりします。ミュートしているフェルトを持ち上げるだけですから)。
 しかしフレットラップスが 優秀なのは手軽さに加えてミュートが確実な事。たとえば人差し指12フレットのEmを弾いてる時フレットラップスを8フレットあたりまでずらしてやればミュートはほぼ完璧です。
 ただ開放弦使おうと思ったらミュートダンパーのほうが楽です。この辺のことを考慮するとライヴの時はミュートダンパー、レコーディングの時はフレットラップス...使い分けたほうが良いのかな?と思います。
 この手の道具を使うのは最初は抵抗がありました。インチキしてるみたいで...だけど、そんなこと言ったら杖ついて歩くのはインチキなのか?とか考えるようになって...今では使えるものは猫の手でも使ってやる!とか思うようになって...大分気が楽になりました。音を楽しむのに苦しんでどうするってね。