障害者になって思った幾つかのこと

脳幹出血で倒れてから11年、障害者になって思った幾つかのことを忘れないうちに記録しておこうと思いブログを始めてみました。 一応社会復帰は果たせたので実際に社会に出て思った幾つかのこと、趣味のギターをしつこくも続けているのでそれにまつわる幾つかのこと、いろんな事を思いつくままに記録して行こうと思ってます。

カテゴリ: 睡眠時無呼吸症候群

 さてC-PAPの効果の程はどうなのか?退院して装置を持ち帰ると早速セッティングをした。なんだか寝るのが待ち遠しい...こんな気持ちは久しぶりだ。早く就寝時間にならないかなと思った...待ち遠しければ早くに寝てしまえば良いだけなのに。
 昔からこうなのだ。寝ると時間がもったいないような気がしてつい夜更かしをしてしまう。朝は朝で寝る時間がもったいないような気がしてつい寝坊をしてしまう。典型的なダメ人間なのだな、わたしは。
 就寝時間が近づいてきたので寝ることにした。なんかワクワクしてきた...とにかくC-PAPを装着して布団に入った。
 ここで説明しておく。C-PAPという装置は鼻から空気を送り込み続けて半ば強引に気道を確保するためのものである。送り込む空気の強さは人それぞれの状態によって医師が決定して業者が機械の設定をするのであるが、いきなり設定した圧力で空気を送り込むと圧が強すぎて眠りにつくどころの騒ぎではない。
 だから最初はごく緩やかな圧力で始まり30分かけて設定した圧力に徐々に上げていく仕組みになっている。30分の間に寝なさい、ということなのだ。
 ところがわたしの場合もともと寝つきは良くないこともあって30分では絶対と言っていいほど寝れなかった。するとどうなるかというと送り込まれてくる空気が設定圧力に達するため寝てるどころではなくなるのだ。
 そこで、どうするかというと一旦機械の電源を切り最初から(圧力の緩やかな状態)からやり直すのだ。それを繰り返しているうちいつの間にか眠ってしまうパターンが殆どであった、最初の頃は。
 はっきり言ってこんな装置してない方が明らかに寝つきが良い。こんな装置してない方が長時間眠れるという事実。最初の頃はC-PAPしない方が良いんじゃねー、とか思っていた。しかし睡眠の質でいうとC-PAPを装着して寝た方に軍配があがるらしい。
 すぐには気がつかなかったのだがC-PAPを装着するようになってから一切居眠りをしなくなったのだ。これは驚きであった...酷い時には勤務時間の3分の2くらいは爆睡していたのに。当然車の運転中に眠くなることもなくなった...それ以降は田んぼに突っ込んだり、歩道に乗り上げて(人がいなくて良かった)その弾みで片輪走行したり、追突したり、と言う現象が起こらなくなった。
 少々疑問を感じていたこの装置ではあるが効果に気づいてからはいつも一緒である。もちろん旅行の時も...他の荷物はホテルまで送り貴重品とC-PAPを持ち歩くというスタイルが定着した。もう無くてはならない相棒である。
 空気圧で気道を確保するだけでなく睡眠の記録をデータ化してくれるのも嬉しい機能だ。例えば使用していた時間(これがあると夜更かししてたのが主治医にばれてしまうのだが)、低呼吸(呼吸が停止しそうになった)回数、無呼吸回数、マスクからの空気の漏れ、なんかをSDカードに記録できる。記録したSDカードを業者に送ればデータを各種グラフで見る事ができてしまうのだ。
 例えば、無呼吸低呼吸回数は1時間に平均して5回以内なら問題がないがそれ以上だと問題が出てくるので空気圧を強めるとか、マスクからの空気漏れが多い時はマスクを固定しているベルトをきつく締めるとか、使用時間が少ない時はもう少し睡眠時間をとりなさい、と叱られてしまうとか、データを見て調整しながら使う人に合わせていく事ができるのである。
 ちなみにわたしはスイッチを入れてから空気圧が設定圧力に達するまでの時間を30分から40分に設定し直してもらった。機械に慣れたせいもあるのだろうが今では40分以内に確実に眠れるようになった。

 今日診察日だったので先月分のデータを頂いて来たのだがマスクからの空気漏れが若干多いようだからベルトを少しきつくした。
 無呼吸低呼吸回数は1ヶ月の平均が1時間当たり2.2回と問題はなかったのだが二日ほど30回近い数値を記録している日があった。10月25日と26日だ...なんかあったっけ?
 そうだ!内視鏡検査で入院、絶食に苦しんだあの日じゃないか!絶食が原因なのか?検査が原因なのか?環境が変わったのが原因なのか?どれが原因かは解らない。ただ今日の診察で一つだけはっきりした事がある...
来年も内視鏡検査やるってよ〜

低気圧と後遺症
 引っ越しが終わって一安心、自動車での通勤も20分程度だったので大して苦になることもなく平和な日々を送っていた。
 仕事の方は中々慣れなかったけれど少しづつではあるが伝票の仕組みが解ってきた、ような気がしていた。ただ、相変わらず酷い睡魔に悩まされていた。ハッキリ言うと寝ていた。酷いときには仕事時間の3分の2くらいは寝ていた…そっとしておいてくれた同僚の皆さんには全力で謝らなければならないだろう。

 そんなある日、いつもより激しい痺れが右半身を襲った…不安に思ったわたしはスグに主治医の所に行って診て貰った。新たな出血は見られないが念のため紹介状を書いてもらい隣の市にある大きな病院へ行った。倒れたとき最初に運ばれた病院である。で、ものはついでだから耳鼻科にも紹介状を書いてもらった。睡魔の原因と思われる "睡眠時無呼吸症候群" の検査及び診察を受けるためである。
 
 まず脳神経外科でMRIを撮り、倒れた時のモノと比べて観たが別に異常は無いと言うことだった。ただし倒れたときのMRIを観て「こんなんで良く生きてたね〜。」とか言われてしまった。余程ひどかったのだろう。結局脳神経外科では痺れに効くクスリの量を増やしてもらった。それと「気圧が急に下がると後遺症が強く出るので気を付けるように、だけどあまり心配し過ぎないように。」とのアドバイスを受けた。その時低気圧だったかどうかは覚えてないが参考になる話が聞けたと思う。

睡眠時無呼吸症候群
 次は耳鼻科だ。症状を説明すると詳しい検査が必要だと言うことでこの日は検査の予約をして帰った。
 検査した日付は覚えてないが土曜日一泊の入院を2週連続でしたことは覚えている。
 まず1週目にあらゆるセンサーを身体中に貼り(心電図、脳波、血圧など)寝る。で2週目にはやはりあらゆるセンサーを身体中に貼りC-PAPと呼ばれる装置を付け寝る。で、2回のデータを比べてその差を診る。その結果効果が認められた場合C-PAPが処方される、と言う流れである。
 身体中にセンサーが貼られているのでほとんど身動きが取れなくてまいってしまった。トイレなんか当然行けないし。どうするのか?と言えばナースコールを押すのである。すると看護師さんが尿瓶を持って現れると言うシステムになっていた。
 以前なら恥ずかしいと思う所だが脳出血で半年の入院を経験していたその時のわたしは全然平気であった。歳とともに恥ずかしいものがどんどん無くなっていく…良いんだろうか?
 肝心の結果であるが予想通りの重傷で充分なC-PAPの効果が見られたということで無事処方された。

C-PAPって何?

 C-PAPという装置がどんなものでどんな役割を果たすのか、さっぱりわからない方が多いのではないかと思う。IMG_3138 


 これが写真なんだけど、写真を見たところでわからないのでは?と思う。

 簡単に説明すると、鼻に装着して寝ると鼻から空気を一晩中送り込み無理やり気道を確保する仕組み。そんなことして苦しくないのか?はい、苦しいです。
 慣れるまではなかなか寝付けなくて困ったものである。かえって睡眠不足になったらどうしてくれるんだよ!とか思いもした。
 しかし一度眠りについてしまうと(深い眠りにつけるせいか)途中で目覚めることもなく快適に眠れるのだ。
 慣れるまで3ヶ月近くかかったが今ではこれがないと...途中気道が狭くなって呼吸が弱くなると空気圧を強めて気道を広げ一晩中呼吸が停止しないようにコントロールするらしい。また呼吸の状態をSDカードに記録してそれによって空気圧の強さを調整(ここらあたりは医者任せ、詳細はわからない)することも可能らしい。
 これをしないでうたた寝をしていたら突然喉の奥が塞がって呼吸ができなくなって死ぬかと思ったことがある。それ以来ちょっとした仮眠でもこれがないと怖くて...旅行の際は必ず連れて行くことにしている。
 人間太ると外に向かって太るのは当然だが内に向かっても太って行くのだ。その結果気道は狭くなって行き睡眠時無呼吸症候群などの症状を引き起こす。それだけが原因じゃない(顎の骨格に起因する事もあるらしい)にせよ、私の場合は太りすぎが原因の多くを占めているらしく、無呼吸の対策はとにかくダイエットしなさいという事であった。なんとわかりやすい...

 デブは万病の元...こりゃマジだな。


 話は思いっきり飛ぶ。

 私はかなりイビキがうるさいらしい。寝ているもんだから自覚症状は無い。が、人から言わせるとかなりうるさいらしい。

 しかもしょっちゅう呼吸が止まるらしく側から見るとかなりスリリングであるらしい。

 思えば 脳出血前、睡魔に勝てず寝てはいけない場面で寝てしまう事がかなりあった。運転中に寝てしまい約2メートル下の田圃に落ちた事もあった。国道で追突事故を起こした事もあった。歩道に乗り上げた事もあった(人が居なくて良かった)。

 以前入院してた病院ではあまりにイビキがうるさかった為「追加料金はいただきませんから個室に移動してください。」と懇願されたこともある。

 リハビリ病棟でもかなりうるさかったらしい。しかもしょっちゅう呼吸が停止して、同室の患者さんたちに不気味がられていたらしい。夜勤の看護師達も呼吸が停止する瞬間を目撃したらしく「これはこのままにしておくわけにはいかない。」との判断から、退院間近のある日無呼吸状態のテストをする事となった。


その結果...判定 重症

無呼吸時間 最低10秒、最長84秒

無呼吸回数 一晩324回

あれまあ、随分と重症である。


対策=ダイエット.......


 退院間近だったのでとくに治療はしなかったが、退院してから地元の国立病院(脳出血で最初に運ばれた病院)で詳しく検査する事になった。一泊二日の検査入院が2回... やはり重症には変わりなく、その結果寝る時はC-PAPと言う名のかなり大げさな装置を着用しなければならなくなった。
 これがないと睡眠中にしょっ中無呼吸状態になるため外泊する時は持ち歩かなければならないのである。

 睡眠時の無呼吸は血圧をかなり上昇させるらしく脳卒中のリスクが通常の人と比べて4倍にもなるらしい。それに加えて呼吸が停止する事による突然死の可能性だって有る訳でC-PAP無しでは怖くてゆっくり寝ていられないのだ。
死なないにしても呼吸が止まって目が醒めるのは実に苦しいし怖いのだ。なんでこんな事になったかなぁ?
原因=肥満、対策=ダイエット。答えは出ているんだけれど...まいったなぁ。
 
C-PAPという機械、どんなものかさっぱりわからない方が多いのではないかと思う。IMG_3138 



 これ(写真)であります。→
 寝る時に鼻に装着して寝ます。すると鼻から空気を一晩中送り込み無理やり気道を確保します。そんなことして苦しくないの?はい、苦しいです。
 慣れるまではなかなか寝付けなくて困りました。かえって睡眠不足になったらどうしてくれるんだよ!とか思いました。
しかし一度眠りについてしまうと(深い眠りにつけるせいか)途中で目覚めることもなく快適に眠れます。
 慣れるまで3ヶ月近くかかりましたが今ではこれがないと...途中気道が狭くなって呼吸が弱くなると空気圧を強めて気道を広げ一晩中呼吸が停止しないようにコントロールするらしい。また呼吸の状態をSDカードに記録してそれによって空気圧の強さを調整(ここらあたりは医者任せ、詳細はわからない)することも可能らしい。
 ある時これをしないでうたた寝をしていたら突然喉の奥が塞がって呼吸ができなくなってすごく怖い思いをしました。それ以来ちょっとした仮眠でもこれがないと怖くて...旅行の際は必ず連れて行きます。
 人間太ると外に向かって太るのは当然ですが内に向かっても太って行きます。その結果気道は狭くなって行き睡眠時無呼吸症候群などの症状を引き起こします。それだけが原因じゃない(顎の骨格に起因する事もあるらしい)にせよ、私の場合は太りすぎが原因の多くを占めるらしく、無呼吸の対策はとにかくダイエットしなさいという事でした。
 デブは万病の元...こりゃマジだな。

 C-PAPを使用しての効果や感想。その他諸々の記述はあくまでも僕(医療関係者でも何でもない)が勝手に思ったことです。
  

 

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