ダイエットも良いが肝心のギターはどうなったの?
もちろん続けてはいた。が、あまりに先が見えない...結果、これ以上後退しないようにとりあえずさわってはいるぞ、くらいにしかさわってなかった。なにしろ弦交換やチューニング すらままならないのだ。
脳幹出血以前、自主制作で創ったCDを主治医に聴いていただいた。
「こんなに本格的だとは思わなかった。」とお褒めの言葉をいただいた。
「もう一度できるようになりますか?」と尋ねてみた...
「自分次第です。」とのお答え...
まぁやるしか無かろう...これに関しては諦めるつもりなどこれっぽっちも無かったのだ。
いろんな事を試した。ピックが持てないならサムピック だろうと思えば友人にいろんなサムピックを購入してもらっては病院宛に送ってもらったりもした。
どれもこれもイマイチだった。
作業療法士と相談してピックを持つ形で右手を固定する装具を作って貰ったりもした。
ここで、固定してはいけない事に気がついた。ピックの深さ、当たる角度、等を微調整しながら弾くことを考えるとある程度指先は自由 に動かなくては...
麻痺のことを考えると 完全固定したいし、表現することを考えると指先は自由にしておいてあげたい。
もちろん続けてはいた。が、あまりに先が見えない...結果、これ以上後退しないようにとりあえずさわってはいるぞ、くらいにしかさわってなかった。なにしろ弦交換やチューニング すらままならないのだ。
脳幹出血以前、自主制作で創ったCDを主治医に聴いていただいた。
「こんなに本格的だとは思わなかった。」とお褒めの言葉をいただいた。
「もう一度できるようになりますか?」と尋ねてみた...
「自分次第です。」とのお答え...
まぁやるしか無かろう...これに関しては諦めるつもりなどこれっぽっちも無かったのだ。
いろんな事を試した。ピックが持てないならサムピック だろうと思えば友人にいろんなサムピックを購入してもらっては病院宛に送ってもらったりもした。
どれもこれもイマイチだった。
作業療法士と相談してピックを持つ形で右手を固定する装具を作って貰ったりもした。
ここで、固定してはいけない事に気がついた。ピックの深さ、当たる角度、等を微調整しながら弾くことを考えるとある程度指先は自由 に動かなくては...
麻痺のことを考えると 完全固定したいし、表現することを考えると指先は自由にしておいてあげたい。
実は未だにはっきりした答えは出ていない...いつか見つかれば良いなとも思う。
しかしよく考えたらたとえ麻痺が無かったとしても答えなんてのは見つからないのでは?と思う時がある。
ひとつ答えを見つけたころには次の疑問が…この歳になると耳が肥えていくスピードに実力の成長スピードが追いつかなくなっていく。結果やればやるほど実力の無さを痛感する。だからと言って練習をサボるとエラいことになる。若い頃と比べると衰えるスピードは猛烈に速い。
未だにこうなのだ、入院してた当時はほぼ何も出来無いに等しかった。ピックを持てるようになるのが最重要課題だなんて…でも不思議と諦めようとは思わなかった。何なんだろう?よほどほかに好きなことが無いか、取り柄がないのだろう。
自分の身体条件に合わせた新しいスタイルを確立する。なんてことを思い付く余裕は当時の自分には無かった。元の状態
に戻すことばかり考えていた。
結局ギターに関しては入院中には何も起こらなかった。発想の転換をしてみたらどうだろう?なんて考えるくらい柔軟になれたのはもう少し時間が経過してからであった。